婦人科
思春期から更年期以降まで、女性のからだ全般を診ます。診察も検査も女性医師と女性スタッフだけで行い、内診が不安な方には、まず話を聞くところから始めます。

月経痛・PMS・月経不順
「生理は痛いもの」ではありません。寝込むほどの痛み、鎮痛薬が効かない、量が多くて貧血になる。その裏に子宮内膜症や子宮筋腫が隠れていることがあります。生理前のイライラや落ち込み(PMS・PMDD)、周期の乱れも、治療で楽になることが多い症状です。
- 検査:超音波(腹部からも可能)、血液検査。内診が不安な方は、腹部からの超音波と問診から始めます。
- 治療:鎮痛薬の使い方の見直し、低用量ピル、漢方、黄体ホルモン療法。生活と希望に合わせて選びます。
- 10代の方:保護者の方の同席でも、本人だけでも受診できます。学校を休むほどの生理痛は、治療の対象です。

子宮筋腫・子宮内膜症・卵巣のう腫
健診で「筋腫がある」と言われた方、月経痛が年々強くなる方。多くは良性で、症状が無ければ経過観察で構いません。大きさや症状に応じて、薬で抑える、手術を考える、妊娠の希望と合わせて計画する、といった選択肢を一緒に整理します。
- 3〜6か月ごとの超音波で大きさを確認します。「変化なし」もお伝えします。
- 手術が必要な場合は、連携する病院の婦人科へご紹介し、術後の経過は当院で診ます。

更年期
のぼせ、汗、動悸、眠れない、気分の落ち込み、関節の痛み、疲れやすさ。40代後半から50代に、女性ホルモンの減少で起こる症状です。「年齢のせい」「気の持ちよう」と我慢する必要はありません。ホルモン補充療法(HRT)、漢方、生活の工夫で、多くの方が楽になります。
- 初回は30分。症状、生活、既往歴を伺い、血液検査でホルモンの状態を確認します。
- HRT:貼り薬・塗り薬・飲み薬から選べます。乳がん検診・子宮の検査を定期的に行いながら続けます。
- 骨粗しょう症の検査(骨密度)も、この時期に一度受けておくことをおすすめします。

ピル・緊急避妊
低用量ピルは、避妊だけでなく、月経痛・PMS・月経不順・ニキビの治療にも使われます。初回は対面で診察と血液検査を行い、2回目以降はオンライン診療で継続できます。緊急避妊薬(アフターピル)は、性交から72時間以内に服用します。当日に受診できるよう、お電話ください。
| 低用量ピル(保険) | 月経困難症の治療として診察・検査は保険診療 | 3割負担で月 1,000〜2,500円 |
|---|---|---|
| 低用量ピル(自費) | 避妊目的・1シート | 2,750円 |
| 緊急避妊薬 | 診察・薬代込み | 9,900円 |
| オンライン診療 | 再診・処方(配送料別) | 1,650円 |
料金はすべて架空のサンプルです。実際の医療機関では異なります。

おりもの・かゆみ・性感染症
おりものの色やにおいの変化、かゆみ、痛み。カンジダ、細菌性膣炎、クラミジア、淋菌、ヘルペスなど、原因によって治療が違います。検査はその場で行い、多くは数日で結果が出ます。パートナーの治療が必要な場合の伝え方も、ご相談ください。
- 受付では症状を口にしていただく必要はありません。問診票とタブレットで伺います。
- 検査は個室で、女性スタッフが付き添います。

HPVワクチン(子宮頸がん予防)
子宮頸がんの原因の多くは HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染です。ワクチンで防げるがんです。小学6年〜高校1年相当の女性は公費(無料)で、9価ワクチンを接種できます。接種の機会を逃した方(キャッチアップ接種)や、対象年齢外の方のご相談も受け付けます。
- 3回接種(15歳未満で開始した場合は2回)。スケジュールを一緒に組み立てます。
- ワクチンを受けても、20歳からの子宮頸がん検診は必要です。
症状が当てはまらなくても、ご相談ください。
「婦人科でいいのかな」と迷うときも、まず当院へ。必要なときは連携する病院へご紹介します。