一般皮膚科
保険で受けられる皮膚科の診療です。見た目が似ていても原因が違う病気が多いので、ダーモスコピーや顕微鏡で確かめてから診断し、塗り方の指導までその場で行います。

湿疹・かぶれ・かゆみ
手荒れ、乾燥による湿疹、接触皮膚炎(かぶれ)、脂漏性皮膚炎、貨幣状湿疹など。「かゆいから掻く、掻くから悪くなる」の循環を、塗り薬と保湿で止めます。原因になっている物(洗剤、金属、植物、化粧品)を問診で探し、必要ならパッチテストを行います。
- 塗り薬の強さは部位と症状で使い分けます。「ステロイドは怖い」という不安には、使い方と減らし方をお伝えします。
- 手荒れ:水仕事の多い方は、保護の方法と手袋の選び方も一緒に考えます。

アトピー性皮膚炎
大人もこどもも診ています。治療の基本は、炎症を抑える塗り薬、保湿、悪化要因を減らすこと。良くなったら塗る回数を減らしながら維持する「プロアクティブ療法」で、繰り返しを防ぎます。塗り薬で足りない場合は、注射や飲み薬の新しい治療(生物学的製剤・JAK阻害薬)もご相談いただけます。
- 初回は30分。今の塗り方、生活、悪化のきっかけを伺い、塗る場所と量を紙にしてお渡しします。
- 血液検査で炎症の程度(TARC)とアレルギーの傾向を確認します。
- かゆみで眠れない、仕事や学校に影響が出ている方は、早めにご相談ください。治療の選択肢は増えています。

にきび・にきび跡
にきびは皮膚の病気で、保険で治療できます。毛穴の詰まりを防ぐ塗り薬(アダパレン、過酸化ベンゾイル)を軸に、炎症が強い時期は抗菌薬を組み合わせます。効果が出るまで2〜3か月かかるため、途中でやめない続け方をお伝えします。跡になってしまった凹みや赤みは、美容皮膚科の治療で対応します。
- 洗顔とスキンケアの方法を看護師がお伝えします。こすらない、乾燥させない。
- 大人のにきび:あごや口周りに繰り返す方は、ホルモンや生活の影響も含めて診ます。

いぼ・ほくろ・できもの
ウイルス性のいぼ、老人性のいぼ、ほくろ、粉瘤(アテローム)、脂漏性角化症。ダーモスコピーで拡大して観察し、良性かどうかをその場でお伝えします。悪性が疑われる場合は、連携する病院の皮膚科へ速やかにご紹介します。
- ウイルス性いぼ:液体窒素で1〜2週ごとに治療します。回数がかかることを最初にお伝えします。
- ほくろ・できものの除去:小さなものは院内で日帰り手術(保険)。見た目が気になる場合はレーザー(自費)もあります。

水虫・爪の変形
水虫(足白癬)と爪水虫(爪白癬)は、顕微鏡で菌を確認してから治療します。「水虫だと思っていたら湿疹だった」も、その逆もよくあります。爪の水虫は飲み薬で治せる時代になりました。市販薬で長引いている方は、一度診断を受けてください。
- 顕微鏡検査は当日その場で結果が出ます(5分ほど)。
- 家族にうつさないための足のケアもお伝えします。
スキンケア指導
「塗っているのに良くならない」の多くは、量と回数の問題です。診察のあと、看護師が実際に塗りながらお伝えします。
量の目安
人差し指の先から第一関節まで(約0.5g)で、手のひら2枚分の広さ。少なすぎる方がほとんどです。実際に取って確かめます。
回数とタイミング
1日2回、お風呂上がり5分以内が基本。忙しい方には「最低ここだけは」の1回の塗り方を決めます。
紙でお渡し
塗る場所・薬の種類・回数を図にしてお渡しします。ご家族が塗る場合も同じ情報を共有できます。
じんましん
急に出て数時間で消える、を繰り返す方。原因が分からないことも多く、まず抗ヒスタミン薬で症状を止め、6週間以上続く場合は慢性じんましんとして治療を続けます。
脱毛症・その他
円形脱毛症、男性型脱毛症(AGA・自費)、多汗症、口唇ヘルペス、帯状疱疹、やけど、傷の処置も診ています。帯状疱疹は早く治療するほど後の痛みが残りにくくなります。
症状が当てはまらなくても、ご相談ください。
皮膚の症状は見た目で判断しにくいものです。見て、確かめて、一緒に方針を決めます。