PALLIATIVE CARE
緩和ケア・在宅での看取り
がんや心不全、呼吸器の病気などで、治すことが難しくなったとき。痛みや息苦しさをやわらげ、その人らしく過ごせる時間を大切にする医療です。家で最期を迎える選択を、ご本人とご家族と一緒に支えます。

SYMPTOM CONTROL
つらさをやわらげる
痛み、息苦しさ、吐き気、食べられない、眠れない、不安。緩和ケアは、これらの症状を積極的に治療します。医療用麻薬(モルヒネなど)は、正しく使えば痛みを取りながら意識を保てる薬です。「麻薬」という言葉の不安には、丁寧にお答えします。
- 痛み:飲み薬、貼り薬、必要なら持続皮下注射(小さなポンプ)。家で調整できます。
- 息苦しさ:在宅酸素、薬、姿勢や環境の工夫。
- 食事:食べたいものを食べたいだけ。無理な点滴は、かえって苦しくすることをお伝えします。
- 不安・気持ちのつらさ:話を聞く時間を取ります。必要なら精神科医や心理士と連携します。
END-OF-LIFE CARE
家で最期を迎えるということ
「家で看取れるだろうか」という不安は、ほとんどのご家族が持っています。私たちは、その不安に先回りしてお答えし、そのときが来ても慌てないように準備します。
希望を聞く(人生会議)
ご本人がどう過ごしたいか、何を大切にしたいか。病院か家か、延命治療をどうするか。元気なうちから、繰り返し話します。気持ちが変わっても構いません。
これから起こることを説明する
体がどう変化していくか、そのときに何が起きるか、家族は何をすればよいか。事前に知っていれば、慌てずにいられます。紙にしてお渡しします。
そばにいる
訪問看護師が毎日、必要なら1日に何度も伺います。夜中でも電話がつながります。ご家族が休めるように、介護サービスやレスパイト(一時入院)も整えます。
そのとき、そしてそのあと
呼吸が止まったら、救急車ではなく当院に電話してください。医師が伺い、穏やかにお見送りします。死亡診断書の作成、葬儀社への連絡、ご家族のその後の相談(グリーフケア)まで対応します。
途中で気持ちが変わっても大丈夫です。「やっぱり病院に」という選択も、いつでもできます。連携病院に受け入れを手配します。家で看取ることが正解ではなく、ご本人とご家族が納得できることが大切です。

FOR FAMILY
ご家族を支える
看取りは、介護するご家族にとっても大きな仕事です。眠れない、仕事を休めない、自分を責めてしまう。ご家族の疲れを見逃さないことも、私たちの役割です。
- レスパイト:ご家族が休むための一時的な入院・ショートステイを手配します。
- 遠方のご家族:オンラインで状況をお伝えする面談ができます。
- お見送りのあと:数週間後に、ご家族の様子を伺う電話か訪問をしています。話したいことがあれば、いつでも。
RESERVATION
「家で」を選ぶ不安に、先回りしてお答えします。
途中で気持ちが変わっても大丈夫です。まず、どう過ごしたいかを聞かせてください。